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2011年07月29日

世相:「上を向いて歩こう」

◆心を勇気づけてくれる名曲
六八九コンビの「上を向いて歩こう」。
今、東北の被災地で、静かにヒットしているそうだ。
哀しい心、傷ついた心を癒し、生きる希望を与えてくれるからだろう。

九ちゃんは、独特の歌い方で聴かせてくれた。
世界中で繰り返しヒットして、多くの歌手が歌っている。
メロディーも歌詞も、世界の人々の心を優しく捉えるのであろう。

◆youTube:「上を向いて歩こう」(サヨコ)
その三度目の世界ヒットが、1995年にあった。
当時の日本経済新聞(1995/02/07)のコラムでそれを知った。
サヨコが歌って、CMソングにも採用されている、と紹介されていた。

ちょうど、かなり落ち込んでいた時期だったので、つい、そのCDを買った。
聴くと、九ちゃんとは全く別の、すばらしい歌と演奏であった。
聴いては感動し、また聴いて、大いに勇気づけてもらったのだった。

ぜひ、このサヨコ・バージョンを聴いてみて欲しい。
youTubeで公開されている。
(元ゼルダの高橋佐代子さんの歌うスキヤキソングです)

なお、CDには、英語版も入っていて、これもすばらしい。

2011年07月25日

世相:隠蔽体質中国流

◆鉄道事故の証拠隠滅
中国の新幹線で列車の追突事故が発生し、多数の死者が出た。(7/23)
落雷による列車運行システムの故障が原因、と発表された。
事故現場は修復され、列車の運行も再開されたという。

そこへ驚きの事実が報道された。
なん! 現場では事故車両を破砕し、ショベルカーで掘った穴に埋めている!
その動画もネットに流されているという。

さすが中国、ということか。
政府に都合の悪いことは、全て視界から消してしまう。
なりふりかまわず、独裁権力で徹底的にやる。

中国新幹線は、各国の技術の「いいとこ取り」で建設されている。
ただ、「列車制御システム」は自前で開発したという。
寄せ集めの脆弱性が今回の事故原因であろう、と指摘されている。

中国は、世界の技術を統合して中国がまとめた新幹線、と宣伝していた。
これまで加速度的に進めてきた、開発優先政策にホコロビが出る。
ゆえに、断固、証拠を隠滅すべし、なのだろうか。

◆原発事故の情報隠蔽
ひるがえって、日本は中国の措置を批判できるか。
政府・東電の原発事故情報の隠蔽は、全くの相似形である。
裏には、「知らしむべからず 依らしむべし」の性根(しょうね)がある。

中国では、国家権力がマスメディアを統制している。
日本では、マスメディアが国家権力にすり寄っている。
いずれのマスメディアも、国民に真実を伝えられない。

◆あきれて一首

--  ◇事故車両を ショベルカーで埋める 中国流 原発情報を スプーンで配る日本流

2011年07月19日

原発事故:低量被ばくの異変

◆NPOの自主作成番組
CSの朝日ニュースターで、7/18(月)衝撃的番組を視た。
「放射能で広がる異変~子どもたちに何が起きているか」
(NPO法人 OurPlanet-TV が自主作成したもの)

◆衝撃の現実
そこでは、衝撃的な現実が明らかにされた。

福島県や関東全域で、体調の異変を訴える人が増えている。
子どもに限らず幅広い年代で、普段は見られない症状が出ている。
医師に診てもらっても、大した症状ではないと、すげなく扱われる。

-- ・大量の鼻血や原因不明の下痢、倦怠感など
-- ・子どもが砂場で転んだら眼が腫れた
-- ・治ったはずの病気が再発した、ホクロが消えた

◆放射能の「低量被ばく」の恐怖
出演ゲストは語る:

-- ・ほぼ明らかに、放射能の「低量被ばく」の結果である
-- ・チェルノブイリの事故後に周辺で見られた症状と同じである
-- ・これは、その後の甲状腺がんの多発などにつながった

-- ・福島県のかなりの部分は、チェルノブイリでは立入り禁止区域に相当する
-- ・せめて、子ども達だけでも安全な地域に避難させるべきである
-- ・住民の健康不安に対する支援体制が、全く不備である

◆命を守ろうとしない政府、学者、マスメディア
政府、学者は、「直ちに健康に及ぼす影響はない」とシラをきる。
マスメディアはそれを垂れ流すだけで、自ら調査し報道することはない。
住民は、徐々に放射能に汚染され、徐々に健康に異変を起こし始めている。

2011年07月18日

原発事故:汚染の実態の深刻さ

◆稲わらのセシウム汚染
牛肉から基準を大きく超えるセシウムが検出された。
汚染源を追跡して、肉牛のエサの稲わらであると分った。
原発事故の後も田んぼに置かれていた稲わらがセシウムに汚染されていた。

稲わら汚染は、福島県内に留まらず、宮城県にまで及んでいる。
汚染された稲わらが保存されていたため、広範囲汚染の実態が明らかになった。
もはや、汚染は原発から20kmや30kmをはるかに越えている。

◆より深刻な放射能汚染
稲わらが高濃度に汚染されたのは、その一帯に放射能の雨が降ったからだ。
ならば、汚染されたのは、稲わらだけではないはずだ。
山野も畑も住宅も学校も、もちろん住民も、放射能を浴びた。

無毒無害であるとは思えない。
住民は、今、そこで放射能にさらされて生活している。
稲わらのほかの放射能は心配ないのだろうか。

◆政府、マスメディアの無責任な態度
牛肉汚染といえば、牛肉流通や酪農家を追う。
稲わら汚染といえば、稲わらだけを問題にする。
宮城県まで汚染されている深刻さには、一切触れない。

以前、静岡県のお茶から、輸出先のフランスで、セシウムが検出された。
なんで、遠く離れた静岡県でセシウムなのか?お茶だけなのか?
政府もマスメディアも、一切追及しなかった。

2011年07月13日

原発事故:忌野清志郎さんの歌

◆忌野清志郎さん
(いまわの・きよしろう、本名:栗原清志、1951 - 2009)
清志郎さんのことはまるで知らなかった。
亡くなった後、NHK-TVの追悼番組で少し惹かれるところを感じていた。

つい数日前、「忌野」の読み方が気になって、ネットを検索した。
ヒットしたページの中に、「反原発ソング」という表現があった。
それらの記事を追っているうちに、UTubeの動画リンクに行き着いた。

◆「Love me tender」-- リンクはこちら
清志郎さんが歌う「Love me tender」(替え歌)の動画であった。
元は、エルビス・プレスリーが歌って大ヒットした曲。
それを、1988年に替え歌の歌詞で発表した。

1986年のチェルノブイリ原発事故に触発されたものかと思う。
まさに、23年後の日本の現実にぴったりの歌詞になっている。
清志郎さんの歌も演奏もすばらしい。

何回も聞いて、そのたびに共感する。
ただ、この歌は、日本のTVでは絶対に流さないと思う。
ぜひ、UTubeの動画で、存分に鑑賞していただきたい。

◆清志郎さんに共感して一題

-- ◇何言ってんだー ふざけんじゃねー 核などいらねー 清志郎のメッセージ 日本中に響け

2011年07月12日

原発事故:再稼動政策の漂流

◆ストレス・テストの統一見解
政府は、11日、混乱をもたらしたストレス・テストにつき、統一見解を発表した。
ただし、原発の安全性を確認する方向が示されただけで、具体的な内容はない。
そもそも、基本的な構造改革の考え方が欠落している。

◆テストの条件
ひとつは、原子力安全・保安院を経済産業省から分離してからテストを実施すること
ふたつは、テストの基準と手順と評価法を公開し、妥当性の信頼を得ておくこと
みっつは、再稼動の同意を得る自治体を、福島事故を踏まえ、周辺に拡大すること

まともに対応すれば、ほとんどの原発の再稼動は不可能だろう。
たちまち<脱原発>の状態になってしまう。
さて、どうするか?

◆珈琲にかけて一題

-- ◇ラベル替え 隠し味ブレンド 缶珈琲 経産には甘く 国民には苦く

2011年07月09日

原発事故:やらせメールの問題

◆やらせメール問題の<問題>
やはり、原説明会は「やらせ」の舞台に過ぎなかった。
九州電力は、関係会社等へ再稼動賛成のメールを送るよう要請していた。
個人の意見を装いながら、内容は九州電力の意向を受けたものだ。

発端は、国会審議における共産党議員の指摘だった。
その後、九州電力も事実を認め、社長が記者会見で謝罪した。
その後、メール送信は、当時の副社長の指示であったことが判明した。

 ◇ ◇ ◇

◆説明会・公聴会制度のウソ
説明会・公聴会は、施策の実行にあたり、公開で民意を問うための制度である。
しかし、実際は、原発推進のお墨付きを得るため、形式的に開催されてきた。
質問者をあらかじめ選択しておく、などは常套手段といえるようだ。

◆マスメディアの腐敗
メール問題は、6月(?)に、鹿児島県議会で共産党が既に指摘していたという。
鹿児島県には川内原発がある。
しかし、マスメディアはまともに報道して来なかった。(国会では、自民党ダンマリ)

大スポンサー、大広告主である電力会社に逆らうことのできないマスメディア。
九州電力に取材して、「事実無根」といわれれば、それで引っ込んでしまう。
現実に発生している問題を報道できないマスメディアは腐っている。

◆電力会社の独善性
やらせメールは、独占企業である電力会社の独善性がやらせた事件だ。
正しいのは自分達である、という思い込みがある。
そのためには手段を選ばなくなってしまったのである。

 ◇ ◇ ◇

◆重要な問題に一題

-- ◇説明会 原発推進の 隠れ蓑(みの) やらせメールで 仕掛崩壊

2011年07月06日

世相:思いつき総理

◆原発再稼動の混乱
延長国会で、ようやく審議が開始された。(7/6)
そこで海江田経産相が、突然、表明した。
「全原発のストレス・テストを実施する」

え~っ?

菅総理の指示であるという。
IAEAも推奨するストレス・テストは、原発の安全性確保に有効であろう。
それなら、3.11以降の早い時期に、実施の方針を示すべきであった。

先日、海江田経産相は佐賀県を訪れ、玄海原発の再稼動への同意を要請した。
「国が安全性に責任を持つ」
現地町長は九州電力に再稼動同意を伝え、知事も同意の意向のようであった。

そこへストレス・テスト実施の方針である。
つまり、ストレス・テストで安全性が認定されないと、その原発は稼動できない。
テストの内容、実施方法、実施機関、日程などは、全て未定である。

そんな状況の変化で、玄海原発の再稼動は棚上げになるのは確実だ。
海江田経産相も町長も、まるでピエロである。
菅総理の思いつき政策が、またも国全体を混乱させている。

◆あきれて落首
-- ◇菅総理 絶えなば絶えね 長らえば 被災地も国も 弱りもぞする

(元歌)
-- ◇玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする
-- 式子内親王 新古今集 百人一首

2011年07月05日

世相:復興相の暴言辞任


◆暴言で早々の辞任
つい先日(7/1)の記事で、松本復興相のことばを「国民の本音」と称賛した。
「3.11以降、自民党も公明党も民主党も嫌いだ」
その松本氏が、暴言問題を起し、早々に辞任した。

訪問先の宮城県知事との会談で暴言を連発したことを報道され、批判を浴びた。
「大臣」という立場を笠に着て、知事を見下した態度であった。
特に復興担当相に求められる態度にはほど遠く、辞任は当然であろう。

◆なにゆえに?
なぜ、こんな顛末になったのか。

ひとつは、当人は「大臣」として当然と思う態度に出ただけなのであろう。
ふたつは、当人に思いやりなどの人間的資質が不十分であったのであろう。
みっつは、こんな人物を復興相に任命した菅総理の不確かな判断力である。
よっつは、そもそも政治家全体に適材適所の人材不足が深刻なことである。
いつつは、これをまた材料に大騒ぎする与野党の政局政治家の存在である。

こう見てくると、日本の政治のダメさ加減が浮き彫りなのだ。

◆政治改革のための処方箋
上の五項を。逆にたどれば、これからの日本の政治の処方箋が分る。

-- ・政局政治家共を抹消すること
-- ・若手や女性に政治を託すこと
-- ・菅総理は早めに退陣すること
-- ・人間的な政治を心がけること
-- ・権力は謙虚に正しく使うこと

◆がっくりと落首
-- ◇心なき ことばに政治は なかりけり 復興相暴言 早々の辞任

2011年07月01日

世相:政局に本音がチラリ

◆政局にも本音がチラチラ
このところの政局のゴタゴタは目に余る。
マスメディアは格好の材料を得て、右往左往ではしゃいでいる。
旧態依然の低レベル報道が展開されている。

しかし、ガヤガヤとした報道ノイズの中に、まともに聞こえる本音もある。
新任の松本復興相は、記者会見で述べた。
「3.11以降、自民党も公明党も民主党も嫌いだ」

よくぞ言ってくれた!
自民党は総理退陣要求をはじめ政局に明け暮れる。
民主党は党内政局でメロメロのメルトダウン。

震災と原発事故の被災者を置き去りに、政局と政争をくり返す政治家たち。
復興相は、「もういい加減にして、政治家は政治をやれ」と思ったのであろう。
世論を代弁しているといえるのだ。

◆政局マスメディア
そうした中での本音発言を、マスメディアはあくまで政局レベルで扱う。
やれ、自公が怒っているとか、やれ、国会審議に影響する、とか。
そして、復興相は、1日に記者会見で釈明、陳謝した。一件落着。

本音の事実は、なにも変っていないのだが‥‥。

-- ◇自公嫌い 民主も嫌いと つい本音 世論の代弁 復興相キラリ