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2010年03月12日

詩歌 ~『千曲川旅情の歌』

◆早春に思う
このところ、暖かさと寒さがくり返す。
早春にいつも思い出すのは、藤村の『千曲川旅情の歌』。
幼い頃に過ごした雪国の春の訪れが思い出されて懐しい。
 
 小諸なる古城のほとり
 雲白く遊子(いうし)悲しむ
 緑なす(はこべ)は萌えず
 若草も藉くによしなし
 しろがねの衾(ふすま)の岡邊
 日に溶けて淡雪流る

藤村詩集は持っているが、めくることはめったにない。
ネットの青空文庫の中に、ファイルを見つけて、部分をコピーした。
これからはいつでもパソコン画面で、この名詩を読むことができる。

『千曲川旅情の歌』から受ける感動は、実は、ここ数年でさらに深まった。
年をとったことの実感とあいまって、である。
そして、年をとることの<味>が分かってきた。

若いときに、この詩を読んだ後に、たちまち小諸へと出かけた。
千曲川の土手に立って、そこに来たこと自体に満足していた。
写真で見た金閣寺を直接訪れて満足した、といった感覚であった。

そして今、この季節になると、「小諸なる古城のほとり ~」となる。
読みながらに情景が目に浮かぶ。
そこへ幼い頃の新発田の思い出が重なる。

すばらしい心の世界が果てしなく拡がる。
至福の時が流れる。
<年の功>というべきか。

◆青空文庫から
藤村詩集に収められた原詩の「一」の全文を以下に転載する。
青空文庫は、このテキストを転載することを認めている。
さらにコピー・転載することもフリーなのでご自由にどうぞ。

 ◇ ◇ ◇

◆千曲川旅情の歌
(島崎藤村 藤村詩抄より)

小諸なる古城のほとり
雲白く遊子(いうし)悲しむ
緑なす(はこべ)は萌えず
若草も藉くによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡邊
日に溶けて淡雪流る

あたゝかき光はあれど
野に滿つる香(かをり)も知らず
淺くのみ春は霞みて
麥の色わづかに青し
旅人の群はいくつか
畠中の道を急ぎぬ

暮れ行けば淺間も見えず
歌哀し佐久の草笛
千曲川いざよふ波の
岸近き宿にのぼりつ
濁り酒濁れる飮みて
草枕しばし慰む


底本:「藤村詩抄」岩波文庫、岩波書店
   1927(昭和2)年7月10日第1刷発行
   1957(昭和32)年7月5日第35刷改版発行
   1991(平成3)年11月12日第75刷発行

このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
入力:土屋隆
校正:浅原庸子
2004年5月10日作成
2005年5月21日修正

2010年03月09日

パソコンでラジオを聴く(2)

◆期待通りの録音
先日インストールしたパソコン・ラジオは、いい調子だ。
録音の予約は、マウスとキーボードで楽々、楽々。
ラジカセ、テレビ&ビデオ、携帯電話でボタン操作する際のストレスがない。

パソコンでは、省電力機能があるので、やがて自動的に電源が切れる。
その場合、ラジオの録音予約はどうなるか?(主電源は切れていない)
これが気になっていた。

かたじけなくも賢くも、ラジオ・ソフトは、ちゃんと電源を入れるのである。
つまり省電力機能が働いても、全く問題なく、バッチリ録音ができる。
当然、ラジオを聴きながら、録音しながらでも、パソコンを操作できる。

◆テレビもパソコンにしたい
そうなると、テレビもパソコンで録画したくなる。
現在は、ケーブルテレビ(CATV)で受信契約している。
そのうちで、NHK(総合、教育、BS1、BS2、BS-hi)をパソコンで録画したい。

とりあえず、パソコンは現行機種でいくことにする。
必要な機器は、BS付きのテレビ・チューナーとBSアンテナ。
比較的少額の投資で済みそうだが‥‥。

◆NHKの視聴料は?
パソコンでもテレビを見ると、NHKの視聴料はどうなるか?
そこで、NHKのHPで確認したところ、同一世帯につき一契約で済むとのこと。
CATVにおけるNHK受信契約で、ラジオも含めてカバーできることが分かった。

◆このところのラジ番組
偶然かもしれないが、このところ、録音したくなる番組がない。
せっかくパソコン・ラジオを用意したのにである。
ま、そのうち番組も替わっていくから、楽しみに待つことにしている。

2010年03月08日

聖武天皇のベッド

◆文化講演会を聴く
NHKラジオ第2 2010年3月7日(日)20:00-21:00
テーマ:聖武天皇と大仏
講 師:西山 厚(奈良国立博物館学術部長)

大仏建立にかけた聖武天皇の思い、正倉院の品々に込めた光明皇后の思い。
講師のお話は、内容と巧みな話術で大いに楽しませてくれた。
その中から、正倉院に収められた天皇のベッドの『秘話』を紹介する。

◆正倉院のふたつのベッド
光明皇后が大仏に献納した聖武天皇遺愛の品は、600点以上に及ぶ。
その目録=『国家珍宝帳』の最後に、「御床(ごしょう)二張」がある。
聖武天皇と光明皇后が使っていたシングルベッドだ。

さて、ふたつのベッドはくっついていたか、離れていたか??
気になるところである。
その答えを見つけたのは、西山講師御自身だったという。

 ◇ ◇ ◇

目録には、これらのベッドのカバーも含まれていた。
そのベッド・カバーの幅が、ちょうどベッドふたつ分。
つまり、ふたつのベッドはくっついて置かれていた!!

仲がおよろしかったようで。
光明皇后が聖武天皇の遺品を大仏に献納した理由も分かる気がする。
皇后の後世(いや来世)への<愛のメッセージ>といえる。

◆正倉院展
毎年、秋に奈良国立博物館で正倉院展が開催される。
この講演を聴いて、ぜひ拝観したいと思う。
ただ今年は<平城遷都1300年>であり、超大混雑かもしれない。

2010年03月06日

確定申告(H21年分)を済ませる

◆確定申告書はパソコンで作成
今回の確定申告では、国税庁のホームページのサービスを利用した。
「確定申告書等作成コーナー」というのがある。
このコーナーで実際に作成を始めるまでは、かなり」回りくどい。

◆データ入力だけでOK
画面に表示される様式に、氏名、住所、金額データなどを入力。
申告書は自動的に作成され、ファイル保存と印刷ができる。
保存したファイルを読み込んで修正することもできる。

手書きだと、数値の加減計算や、控除額や税額の表引きが大変だった。
その作業から開放され、申告書も印刷すれば済む。
あとは、チェックをして捺印し、源泉徴収票などを貼付すれば完了。

◆提出
国税庁は、e-Tax(電子申告)を勧めているが、税務署窓口に提出した。
e-Taxには、住基カードと電子認証とカードリーダーが必要だ。
どれもない。(住基カードは近々作成する予定)

◆ひとこと
役所のシステムは、どれも使い勝手が悪い。
申告書作成も、画面がやたらと説明文で埋まっていて、わずらわしい。
ネットショップのように、見易く利用し易くしてもらいたいものだ。