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世相:衆院選の所感

◆民主党の大勝
かねての予想通り、衆院選は民主の圧勝、自民の惨敗に終わった。
小選挙区制により、ついに政権交代が実現した。
これで日本にマシな方向へ変わるチャンスが来た。

◆自民は3回目のダウンで、ノックアウト
1993年に、自民党は第一党ながら、過半数を割った。
コレが1回目のダウン。
このときは、寄合世帯の細川政権を崩して、復権した。

2005年の郵政選挙では、今回とは逆の圧勝であった。
しかし、これは「自民党をぶっ壊す」という小泉劇場が支持さえたのであった。
既存の自民党は否定されたわけで、コレが2回目のダウン。

2009年(今回)は、政権交代選挙で、モロに民主に敗れた。
小泉改革の失敗を総括できず、首相のクビをすげかえては、信頼を失った結果である。
コレで3回目のダウンとなってしまった。

ボクシングでいえば、王座防衛戦で3回ダウンし、TKO負け、試合終了だ。
ゴングが鳴って、レフェリーは新チャンピオン・民主党の手を高々と挙げている。
自民党は意識もうろう、しばらくは立ち上がれそうもない。

◆おそまつな自民党の危機意識
2日現在、自民党は総裁選を下旬に実施する予定だが、混乱している。
中旬の首班指名で、退陣する総裁の名前を書くわけにいかない、という意見が強い。
もともと選挙で負ければこうなると、分かっていたはずだ。

つまり、負けないと思って、選挙日程を決めたことになる。
事前の劣勢予想にかかわらず、神風を念じていたのだろうか。 KYの極み。
こんな政党は、もはや存続不可能で、解体で再生するしかないと思う。