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世相:Go To キャンペーンの迷走

◆Go To トラベル キャンペーン
 新型コロナ感染は冬に向かって相当に拡大しそうだ。
 人の往来が増えれば、感染者も増える。
 にもかかわらず、政府はGo To キャンペーンに突っ込んだ。

 これまで約4千万人が参加したという。
 そのツケが回ってきて、感染者数は過去最大を更新し続けている。
 国民のコロナ疲れ、気の緩みとも相まって、予断を許さない状況だ。

◆キャンペーンには乗らない
 キャンペーンは確かにずいぶんとおトクで魅力的だ。
 しかし、参加する人達は、「感染はしないだろう」と思っているに違いない。
 そんな人達に混じっていくのは、きわめて危ない、君子危うきに近寄らず、に決めた。

◆政府、キャンペーンをわづかに見直し

  ◇キャンペーン見直し~菅首相(画像はNHKより拝借)
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 感染者数の全国的な急増を受けて、政府はついにキャンペーン見直しを発表した。
 この三連休までメンツをかけて続けた、というところ。
 明らかに遅すぎる対応で、今後出てくる感染者数が気がかりだ。

 ところで、見直しを発表した際の菅首相の表現に疑問を持った。
 「感染の拡がっている地域へのGo Toは控えていただきたい」という。
 具体的には、札幌圏には行かないで、ということだ。

◆追い込まれて思い付きの愚策
 Go Toの目的地に除外地域を設けようというもの。
 しかし、これでは東京圏、大阪圏などの大感染地の旅行者が、他の地域へ回るだけだ。
 新型コロナが、さらに全国に拡散してしまう。

 また、除外地域は、順次、追加または削除されていく。
 そんな不透明な中で、旅行プランを立てて予約するのは全く楽しくない。
 旅行業者の予約システムの運用も難しくなるし、キャンセル対策も厄介だ。

 Go To キャンペーンは、スッキリと、全国一律で一時休止か中止すべきだろう。

◆全国の感染の実態把握が先決
 安倍前政権も菅政権も、新型コロナ対策は、後手で雑でピントはずれだ。
 経済にこだわり、五輪開催にこだわり、感染の実態から国民の目をそらしている。
 検査数を抑えて、感染者数を少なく見せている。

 今は、自覚症状の出た人やクラスターを検査し、その確認数を公表しているに過ぎない。
 これでは、市中に潜む感染者(ウィルス拡散者)の数を推測できない。
 精密な統計的調査でウィルス感染状況を数値で把握することだ。
 
 ある地域で千人に一人の感染者なら、通常の対策で生活すればよい。、
 しかし、十人に一人だと、ちょっと集まれば感染者が含まれる恐れがある。
 数値で示せば、どういう対策が必要か分かるのである。
 
 モグラたたきのようなクラスター型検査体制では、市中拡散型の感染は抑止できない。