« IT:Flashビデオプレーヤーのコンパクト版 | メイン | IT:YouTubeへのリンクを追加 »

世相:大震災一周年に思う

◆早や一年
犠牲者並びに被災者の方々に哀悼の意を捧げたい。
復興というコトバの陰で、個々の被災者の苦しみは大きい。
福島第一原発の放射能汚染地域では、子供達が危険に曝されたままだ。

◆日本は変わったか?
3.11以後、確かに日本は変わったと思う。
自分も『親原発』から『反原発』へと180度変わった。
そして『反・経済効率主義』の考え方は一層強まった。

多くの国民の意識がシフトしていく中で変わらない構造がある。
<政・官・産・学・マスメディア>を支配する既得権構造だ。
さすがに表面的には静かではあるが、実質は何も変わっていない。

現在、既得権益者達がやっていることは、実に狡猾な防衛作戦だ。
権益を損なう「分子」を洗い出し、個別にツブしていく。
(原発事故の情報隠蔽を追及し続けた「CS朝日ニュースター」は3月末で閉局となる)

権益を損なう「運動」は徹底的に無視し、あたかも何事もないかのごとく装う。
(脱原発のデモ・集会は報道されず、低放射能被ばくの危険性は看過されている)
一方で、原発安全神話の再構築を図り、電力不足をあおり、企業の海外逃避を喧伝する。

◆苛立つ国民
国民は、既得権益者とのギャップに苛立っている。
いっそ、既得権益者をブッ飛ばせ!
かくして「橋下・維新」が人気を集める構図になっているのだ。