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2011年11月30日

世相:大阪W選と大阪都構想

◆もの足りぬ大阪都構想
27日(日)の大阪W選挙は、維新の会が府知事・市長を制した。
橋下前知事は、「大阪都」構想を掲げて市長に立候補し、勝利した。
新府知事と共にこの構想の実現を目指していくであろう。

維新の会の勢いを見せつけられて、W選では対立した既存政党も態度を変え始めた。
構想実現に必要な地方自治法の改正などに協力しよう、などというものだ。
しかし、この「大阪都」構想は全くもの足りないものである。

◆必要な第二首都構想
そもそも必要なのは、大阪を首都東京をバックアップする第二首都に変換することだ。
3.11の大震災・原発事故の際には、東京のひ弱さが明確に証明された。
同時に、機能不全の東京をバックアップする機能が存在しなかったことも証明された。

大阪は、「第二首都」構想の下で「大阪都」を目指すべきなのだ。
大阪府・市だけの枠で改革するには惜しいチャンスである。
ここはむしろ、「第二首都」大阪の実現の方に期待したい。