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原発事故:すでに非常事態

◆非常事態宣言のタイミング
福島原発事故は、既に非常事態である。
マスコミ報道は、あたかも事態がなんとか収拾されると錯覚させる。
現実は、もはや通常の手段では収拾困難な状態になっている。

特に、2号機では超高濃度の放射性物質が、汚染水として流れ出している。
これは燃料脳が激しく損傷し、格納容器と圧力容器が共に底抜けしていることを示す。
これは未曾有の緊急事態である。

低脳度の記者会見では、汚染水が海に流れるのを防ぐ対策などを質疑応答している。
<モト>が肝心なのに、ピットに入れた凝固剤は何袋かなどと聞いてる場合かよ。
こんなアホ保安員とアホ記者は、ウチに帰って**して寝ろ。(**は伏字)

機を失せず、<非常事態>を宣言し、自衛隊&米軍に事故対処をゆだねるべきである。

◆東電という一企業による対処は限界を越えた
政府は、東電に丸投げのままだ。
東電は、丸抱えで必死の作業をしているが、事態の進展に後手後手だ。
すでに、東電だけの能力では対応できないほどに、事態は悪化し、拡大している。

◆政治家・官僚・学者には統治能力がない
国民、とくに住民の危機感は、政府(官邸)の感覚と大きな差がある。
「当面、安全だ」というような空念仏、空手形、希望的観測などは不要だ。
予想される事態と対応策を具体的に提示することが必要なのだ。

放射性物質が爆発的に放出されたら、どう対処するのか、が不明だ。
放射性物質が長期にわたって放出され続けたら、どう対処するのか、も不明だ。
「あらゆる事態を想定している」と官房長官は言うが、実際は<無策>だ。

 ・海から陸へ風が吹いたら、汚染はどう拡がるのか
 ・放射能の危険性と許容度の情報を、どう伝えるか
 ・緊急事態で広範囲の住民を、どう避難させるのか

各種委員会を作ってメンバーが議論しても、たぶん、役に立たない。
進行中の危機に対し、統治能力がほとんど無い。
かといって、内閣改造や内閣総辞職などやっている場合ではなく、変り映えもしない。

最高権力者である総理がダメなら、押し込める(座敷牢とはいわないが)のも一案だ。
総理には総理のままでいながら、必要な署名と捺印などをこなしてもらえばいい。
政治は、官房長官を核として、与野党協調で行うことにする。

◆自衛隊と米軍による作戦指揮
その上で、原発事故対処のための<非常事態宣言>を発令する。
事故対処の統合指揮を、自衛隊に委ねる。
もちろん、東電もその指揮下に入る。

敵軍隊が福島原発付近に上陸し、戦闘状態にあると考えれば分りやすい。
自衛隊は、そういう事態に対処できる唯一の組織であり、訓練を繰り返している。
米軍の支援も不可欠で、共同作戦本部を「福島市」に置いて、事故に対処する。

いかがであろうか。
国民や国際社会にも力強いメッセージを与えると思われるのだが。
備え過ぎても備え過ぎないのが原発事故なのである。