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音楽:CDで失われた高周波数音は貴重な音楽要素

◆放送大学の授業を聴く
 つい最近、ragikoで「放送大学」の授業科目「「音楽・情報・脳」を効いた。
 「放送大学」は、時々、興味のある授業科目を探しては聴いている。
 この授業科目は第1回(全15回)であったので、巡り合わせもよく、聴き始めた。

 第1回~第4回は、『音』の周波数と人の聴覚・脳の関係の授業であった。
 今まで『音』について疑問に思っていたことが分かってきた。
 西洋音楽と他の音楽(和楽を含む)の相違点の説明もあった。

 目からウロコが落ちるような衝撃を受けた。

 ウッカリ、第5&6回を聴き逃してしまった。(この授業はragikoタイムフリー対象外)
 第7回はそれまでのまとめ。
 その後は内容が変わったので、聴くのを中止した。

 大学院の授業なのでやや難しく、教材テキストも買わなかったので、聞き流しに近い。
 新年度(2020)のカリキュラムで再聴講するつもりだ。
 ここでは、せっかく取得できた知識を忘れないようにメモして置くことにした。
 
 要点は3項目:
  ・音楽CDで高周波数音がカットされた理由
  ・高周波数音と聴覚の関係
  ・高周波数音と脳の関係


◆音楽CDで高周波数音がカットされた理由
 音楽CDは、1980年にフィリップスとソニーによって規格化され、1982年に発売された。
 記録可能な周波数の上限値は、22.050KHzとされた。
 つまり、高周波数音がカットされた。

   ◇ ◇ ◇

 (以下はネット情報より)
 この22.050KHzは、当時普及していたVTRの規格である。
 初期のデジタル録音ではこのVTRを使用していた。
 VTRの規格は、テレビ放送の規格をベースに検討された。
 
 当時、テレビ放送には、NTSC方式(北米、日本)とPAL方式(ヨーロッパ)があった。
 この両方に共通に対応できる周波数として、22.050KHzに決定された。(説)
 では、もともとのテレビ放送の上限周波数は、どう決められたのか?

 人の聴覚で聴ける周波数の範囲を調べた実験の結果によるものらしい。
 どんな実験だったのか?掘っても掘っても底が見えない。
 キリがないので、調査はいったん打切ることにした。

   ◇ ◇ ◇

 (以下は授業から)

◆高周波数音と聴覚の関係
 人の聴覚で聴ける周波数の上限は、約20KHzとされてきた。
 CDの収録上限の22.05KHzは、これに余裕をみた数値になっている。
 22.05KHzを超える周波数は「超高周波」と呼ばれる。

 しかし、近年、デジタル技術の進歩により、状況が変わった。
 聴こえないとされた高い周波数の音でも、実は聴こえていることが分かった。
 これは、高周波数の思いかけない特性が解明されたためである。

 高周波数の音は、聴覚に認識されるまでに、低い周波数より時間がかかる。

 いろいろな周波数の音を連続的に聴かせて判別するテスト方法には問題があった。
 ごく短い時間であると、高周波数音が聴覚に認識される前に、つぎの音が来てしまう。
 約20KHzを超える音は、こうしたテストで聴こえないことにされてしまったらしい。

   ◇ ◇ ◇

 LPレコードは高周波音を含んでいるので、豊かな音楽を聴かせてくれる。
 LPの全ての周波数を含むデジタルLPと、そこから22.05KHz以上をカットしたCDを作る。
 これらを聴き比べると、デジタルLPが音質でCDより優位であったという。

   ◇ ◇ ◇

 高周波を含んだ車内アナウンスは、騒音の中でも良く聴きとれるという。
 通常のアナウンスは、CDレベルである。
 音声が高周波を含んでいると、聴覚の音声間の選択機能が良く働くということらしい。


◆高周波数音と脳の関係
 近年、大きく進歩した脳科学により、聴覚と脳の関係が明らかになってきた。
 聴こえていない高周波音が脳幹を活性化して、アルファ波の発生を促すという。
 LPレコードを聴くと心が和むのは、このアルファ波のおかげなのであろうか。


◆カットされた高周波を取り戻そう
 高周波数をカットしたデジタル音の時代は、40年以上も続いてきた。
 人に優しい音楽ではなく、無機質でクリアな音楽にドップリと浸ってきたのである。
 当然、人の精神にも良くない影響をもたらしたのは確かだ。

 高周波数音をカットしないデジタル音の世界を実現するのは、きわめて厳しい。
 マイクからスピーカーまで、全ての機器、ソフトなどを一新する必要がある。
 すでに、一部で高周波音を聴けるサービスが開始されているが、道はまだ遠い。

 失われた40年を10年位で取り戻せたら幸いなのだが…。

◆放送大学の授業を聴く
 つい最近、ragikoで「放送大学」の授業科目「「音楽・情報・脳」を効いた。
 「放送大学」は、時々、興味のある授業科目を探しては聴いている。
 この授業科目は第1回(全15回)であったので、巡り合わせもよく、聴き始めた。

 第1回~第4回は、『音』の周波数と人の聴覚・脳の関係の授業であった。
 今まで『音』について疑問に思っていたことが分かってきた。
 西洋音楽と他の音楽(和楽を含む)の相違点の説明もあった。

 目からウロコが落ちるような衝撃を受けた。

 ウッカリ、第5&6回を聴き逃してしまった。(この授業はragikoタイムフリー対象外)
 第7回はそれまでのまとめ。
 その後は内容が変わったので、聴くのを中止した。

 大学院の授業なのでやや難しく、教材テキストも買わなかったので、聞き流しに近い。
 新年度(2020)のカリキュラムで再聴講するつもりだ。
 ここでは、せっかく取得できた知識を忘れないようにメモして置くことにした。
 
 要点は3項目:
  ・音楽CDで高周波数音がカットされた理由
  ・高周波数音と聴覚の関係
  ・高周波数音と脳の関係


◆音楽CDで高周波数音がカットされた理由
 音楽CDは、1980年にフィリップスとソニーによって規格化され、1982年に発売された。
 記録可能な周波数の上限値は、22.050KHzとされた。
 つまり、高周波数音がカットされた。

   ◇ ◇ ◇

 (以下はネット情報より)
 この22.050KHzは、当時普及していたVTRの規格である。
 初期のデジタル録音ではこのVTRを使用していた。
 VTRの規格は、テレビ放送の規格をベースに検討された。
 
 当時、テレビ放送には、NTSC方式(北米、日本)とPAL方式(ヨーロッパ)があった。
 この両方に共通に対応できる周波数として、22.050KHzに決定された。(説)
 では、もともとのテレビ放送の上限周波数は、どう決められたのか?

 人の聴覚で聴ける周波数の範囲を調べた実験の結果によるものらしい。
 どんな実験だったのか?掘っても掘っても底が見えない。
 キリがないので、調査はいったん打切ることにした。

   ◇ ◇ ◇

 (以下は授業から)

◆高周波数音と聴覚の関係
 人の聴覚で聴ける周波数の上限は、約20KHzとされてきた。
 CDの収録上限の22.05KHzは、これに余裕をみた数値になっている。
 22.05KHzを超える周波数は「超高周波」と呼ばれる。

 しかし、近年、デジタル技術の進歩により、状況が変わった。
 聴こえないとされた高い周波数の音でも、実は聴こえていることが分かった。
 これは、高周波数の思いかけない特性が解明されたためである。

 高周波数の音は、聴覚に認識されるまでに、低い周波数より時間がかかる。 

 いろいろな周波数の音を連続的に聴かせて判別するテスト方法には問題があった。
 ごく短い時間であると、高周波数音が聴覚に認識される前に、つぎの音が来てしまう。
 約20KHzを超える音は、こうしたテストで聴こえないことにされてしまったらしい。

   ◇ ◇ ◇

 LPレコードは高周波音を含んでいるので、豊かな音楽を聴かせてくれる。
 LPの全ての周波数を含むデジタルLPと、そこから22.05KHz以上をカットしたCDを作る。
 これらを聴き比べると、デジタルLPが音質でCDより優位であったという。

   ◇ ◇ ◇

 高周波を含んだ車内アナウンスは、騒音の中でも良く聴きとれるという。
 通常のアナウンスは、CDレベルである。
 音声が高周波を含んでいると、聴覚の音声間の選択機能が良く働くということらしい。


◆高周波数音と脳の関係
 近年、大きく進歩した脳科学により、聴覚と脳の関係が明らかになってきた。
 聴こえていない高周波音が脳幹を活性化して、アルファ波の発生を促すという。
 LPレコードを聴くと心が和むのは、このアルファ波のおかげなのであろうか。


◆カットされた高周波を取り戻そう
 高周波数をカットしたデジタル音の時代は、40年以上も続いてきた。
 人に優しい音楽ではなく、無機質でクリアな音楽にドップリと浸ってきたのである。
 当然、人の精神にも良くない影響をもたらしたのは確かだ。

 高周波数音をカットしないデジタル音の世界を実現するのは、きわめて厳しい。
 マイクからスピーカーまで、全ての機器、ソフトなどを一新する必要がある。
 すでに、一部で高周波音を聴けるサービスが開始されているが、道はまだ遠い。

 失われた40年を10年位で取り戻せたら幸いなのだが…。