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日常:もうすぐ梅雨入り

◆「夏は来ぬ」を思う
 5月は、夏が来たようにかなり暑かった。
 ふっと、文部省唱歌「夏は来ぬ」の風情を思った。
 季節(旧暦の夏の始め)の風情にあふれる文語調の歌詞がすばらしい。

 1896年(明治29)に発表された。
 昭和の中頃、約60年前には、こんな風情がまだ残っていた。
 それらを失ってしまった今、懐かしいというより情けない。


 「夏は来ぬ」 佐々木信綱 作詞 (Wikipediaより転載)

    1.卯の花の 匂う垣根に
     時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
     忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

    2.さみだれの そそぐ山田に
     早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
     玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ

    3.橘の 薫るのきばの
     窓近く 蛍飛びかい
     おこたり諌むる 夏は来ぬ

    4.楝(おうち)ちる 川べの宿の
     門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
     夕月すずしき 夏は来ぬ

    5.五月(さつき)やみ 蛍飛びかい
     水鶏(くいな)鳴き 卯の花咲きて
     早苗植えわたす 夏は来ぬ


◆「新発田マップ」は一休み
 かなり完成度が高まったので、一休み中。
 これから、旧町名、小路の音声ガイドを組込もうとしている。
 そのための資料が乏しく、どうも新発田では「城下町研究」が足りないように思う。


◆小説『露の玉垣』の第2篇と第3篇を読む
 これで半分。
 第1篇と第8篇は、この小説の元である「世臣譜」の著者・溝口半兵衛が主人公。
 第2篇~第7篇は、それぞれ一人の藩士が主人公で、その生き方などが綴られている。

 読了したら、感想文を書きたいと思う。