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2013年06月24日

IT:「新発田散策マップ」に新築地の写真を追加

◆「新築地」の写真
遅ればせに、「新築地」の写真をまとめた。
今回は、12枚を「新発田散策マップ」に追加した。
今にして思えば、撮るべき所を撮っていない思いがある。

「新築地」は、江戸時代以来の住宅街である。
写真では、そこに住んでいる方々の「心」を表現してみたい。
部外者が見た「街のイメージ」を伝えてみたい。


◆また、迷い込みたい
「新築地」は、『ラビリンス(迷宮)』と呼びたい不思議な魅力を感じさせる。
ここには、当初の町割りがそっくりそのままに残されている。
さらに、それを<歴史的景観>として、大切に維持してきた<街の心>がある。

城下町のごく片隅に、脈々と生き続ける小粋な街「新築地」。
再び古地図を持って、あの『ラビリンス(迷宮)』に迷い込みたい。
これこそが『旅のロマン』か。

2013年06月20日

IT:「新発田散策マップ」に写真と街路を追加

5月の紀行の成果として、久しぶりに「新発田散策マップ」に写真と街路を追加した。
写真は、24枚追加、1枚差替えであったが、整理に時間がかかった。
街路は「新築地」地区で、歩いた実感を反映するのに苦心した。


◆「三之町」界隈の写真
「三之町」界隈は小路まで含めて、江戸時代のままの街路が残っている。
「三之町」は東から、<指物町>横山小路<麩屋町>大善寺小路<桶町>石川小路である。
北は新発田川、南は町裏の通りで、東西400mの一直線。

街自体に往時の面影はないが、『台輪』を中心とした住民の方々の絆は強いようだ。
ちょうど『台輪』前で記念写真を撮る町内の新婚さんにも巡り会った。
町内会では「三之町」の再発見を進めておられるようで、大いに期待している。

「三之町」のメインストリートと各小路の十字路を撮影した。
今回は、十字路の撮影方向順を決めて、かつ、どの写真にも同じものを入れて撮影した。
これが大成功で、三つの十字路の計12枚を正確に「散策マップ」に載せることができた。

大善寺小路のは新発田川の手前にある銭湯『いいでの湯』の写真を掲載した。
町裏にある4つのお寺の写真も掲載した。
いずれも「現在の街の風景」ということである。


◆本丸内の写真
本丸の中で撮影した写真がなかったので、三階櫓と表門の2枚を追加した。
(三階櫓には自由にアクセスできるようになって欲しいものだ)
隅櫓と辰巳櫓は、新緑の樹々に遮られて良い構図が取れず、秋の撮影で補充予定。


◆「新築地」の街路
「新築地」は、旧城下町の西南部の武家町で、下鉄砲町のすぐ北側にある。
天保年間の絵図(一歩一間歩詰総絵図)には載っていないので、幕末に作られたようだ。
古地図(新発田城絵図・明治初年)の街路がそのまま残っている。

その「新築地」は、どこか不思議な街である。

街街の中に、田んぼのあぜ道の断片ではないかと思われる小径が数本ある。
どうも、屋敷割りの時にデザインされた小径ではないと思う。
そうした小径は、幅がせいぜい1m位で、曲っていて、砂利道部分もある。

また、北の部分に、杉垣を巡らせたお宅が2軒、武家町らしい風情を感じさせてくれる
真ん中あたりに、細い掘割がある。
南端は、下鉄砲町に並行し、両側が整然と屋敷割りされていた約180mの直線道路である。

現代のGoogleマップからは、そんな<風景>は思い浮かばない。
古地図を手にして、現地を歩いてみて、ようやく実感できるものだ。
「新築地」は、気さくな武家町らしさを残している、と感じる。

これはもう『新築地ラビリンス(迷宮)』と呼びたくなる。