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世相:民主党新代表決定(2011/08)

◆新代表は、野田氏
29日に実施された民主党代表選挙で、野田財務相が新代表に選出された。
決戦投票では、脱小沢・野田氏が215票、親小沢・海江田氏が117票であった。
野田氏の説得力のある演説が、小沢色の強い海江田氏を押さえたと思う。

TV中継で、最初から視ていたが、野田氏の演説には説得力があった。
前首相、現首相ともに言葉の軽さが目だった。代表候補の前原氏も同じくだ。
政治家には『ことば』による説得力が必要であることを、改めて鮮明にした。

◆巧みな演説
野田氏の演説は、分り易い「例え」が巧みで、よく印象に残る。
相田みつをの詩から「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」を引用。
自らを泥臭い「どじょう」に例えて、地道な実践家であることをアピールした。

政権担当を、坂道でだんだん大きく重くなる雪だるまを押し上げることに例える。
みんなで力を合わせなければ、雪だるまはたちまち坂道を転げ落ちてしまう。
こうして党内の一致結束を呼びかけた。

◆実行力に期待
30日に指名された新総理には、実行力を期待する。
「脱原発・新エネルギー政策」を含め、精力的に課題に取り組んで欲しい。
(<脱原発>は、代表選では封印され、マスメディアも追及しなかった)

◆まずは新総理に、落首

-- 演説の妙 田んぼのドジョウ 新総理 金魚のフリせず 沢には住まず