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引越しあれこれ~3)働きぶり

◆引越しの作業員の働きぶり
ひたむきに働く姿を見ると感動する。
引越しや不用品の処理作業をする人達。
気合を入れて、実に手際よく働く。

正確・迅速さがこうしたサービス業の生産性に直結する。
だから当然だけれども、丁寧でよどみが無い。
大げさにいえば、日本経済の末端で働く人達は、かくも勤勉だ。

◆それにしても
ひるがえって、国会の体たらくはといえば、目も当てられない惨状だ。
スキャンダルはスキャンダルとして、政策や予算を真剣に議論すべきだ。
今の国会は、まるで政治の仕事をしていない。

◆トヨタよ、どうした
降ってわいたように、トヨタの車に問題が発生した。
ことの本質はともかく、気になることがある。
それはTV画面に登場する同社の経営者の表情だ。

いずれも、どこかひ弱で、お上品で、発言もサラリーマンの作文的だ。
敵の矢面に立って、陣頭指揮をするという気迫が感じられない。
以前のトヨタの経営幹部達は、自信に満ちて野性的であったように思うのだが。

◆どうやら日本は
末端はひたむきに働いていて(働くしかない)健全だ。
政治家、官僚、大企業経営者、学者、マスメディア、アナリストなどなど。
他方、こうした社会的上層(といえる)の既得権者達はかなり劣化している。

彼らに次の日本を託すのは、きわめて危険に思えてならない。
末端でひたむきに働く人達こそが、次の日本を元気にしてくれる。
そう考える方が、明るい未来が見えてくる、ということだ。