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2008年04月20日

先進的な「自然栽培」

◆「自然栽培」は先進的な農法
先日紹介した木村さんの「自然栽培」にはショックを受けた。
農業にこんな可能性があることに驚かされた。
「自然栽培」は、無農薬・無肥料で土の力を生かす農法である。

といっても、昔の農法に戻るのではない。
現代の知識と技術を基に、自然と共生する先進的な農法といえる。
土に農薬と肥料を投入して作る現在の農法に、価値観の転換を迫るものだ。

◆「自然栽培」の米作り
米でいえば、一般の農法の9割の反収を達成した例も紹介されている。
農薬や肥料の経費はかからない。
無農薬・無肥料で付加価値があるから、米の販売価格も高くなる。

味と品質はどうか。
味の方は、自ら食べてみなければ分からないので保留。
品質については、次のようなことが紹介されている。

一般の農法(慣行農法)の米と自然栽培の米を、コップの水に浸けておく。
やがて慣行農法の米は腐敗し、悪臭を放つようになる。
一方、自然栽培の米は腐敗せず、長期間後に酢になった。

◆「自然栽培」の検証
自然栽培の導入は、無農薬であるため、近隣の農地からは歓迎されない。
自然栽培に取り組む農家を支援し、結果を検証する仕組みが必要である。
今度、農家の方々の意見も伺ってみようと思う。