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2008年04月23日

世相:世界の食料争奪戦

◆やっぱり
低価格で世界中から買い集めた食料で成り立ってきた日本の食生活。
食料価格の高騰と需給の逼迫は、こうしたモデルを崩壊させる。
地球人口の増大と農耕地の荒廃で、いずれこうなることは予想されていた。

米ブッシュ大統領のバイオ燃料政策で、トウモロコシが不足したのがきっかけだ。
その価格が高騰し、連鎖的に食料争奪戦が始まった。
途上国では食料危機で、暴動まで起きている。

◆学者のたわ言
昨年の秋にNHKの「米」番組で、「米は野菜の一種だ」
「世界のどっかから輸入すれば済む」とある東大教授が言った。
現在の状況でも、同じ発言をするのだろうか。

こういう教授などが、官庁の審議会などで発言力がある。
官僚や族議員と結託して、国の方向を誤らせる。
マスコミは頼りにならないから、国民がきびしく国の方向を監視しなければならない。

◆食料自給を強化すること
国の安全保障の基本は食料の確保だ。
自動車や液晶テレビを輸出して得た外貨で食料を輸入する、というワケにはいかなくなる。
無い食料は買えないし、食料無くして国民は生きていけない。

効率優先、大量生産・大量消費のために大資本を優遇し、零細農家を切り捨ててきた。
農業への補助金も、農家の基盤強化ではなく、農道・施設・ダムなどに浪費された。
あるいは、中間機関の利権に搾取された。

懸命に努力している農家を直接支援することで、自給率を上げるべきだ。
規模を拡大するか、何をどれだけ作るかは、農家自らが市場競争の中で決めればよい。
現実を知らない学者や官僚が口を挟む余地はまったくない。

【ここで一首】
   <足りないよ 小麦も米も もろこしも 国民の食 自給が基本>

2008年04月21日

♪『浜千鳥』

 『浜千鳥』 鹿島鳴秋作詞、弘田龍太郎作曲、1920年(大9)

 ◇ ◇ ◇

青い月夜の 浜辺には
親をさがして 鳴く鳥が
波の国から 生まれ出る
ぬれた翼の 銀の色

夜鳴く鳥の かなしさは
親をたずねて 海こえて
月夜の国へ 消えてゆく
銀のつばさの 浜千鳥

2008年04月17日

「自然栽培」の本の紹介

◆自然栽培
すばらしい農業の本に巡り会った。
無農薬・無肥料でリンゴを自然栽培する弘前市の木村秋則さんが著者。
9年にわたった苦闘と信念の記録である。

無農薬というのはよく聞く。
しかし、無肥料はありえないと思っていた。
ほったらかしの自然まかせ農法はあるが、とても一般的とはいえない。

木村さんの自然栽培は、人と自然の相互信頼の農業だ。
土が本来持っている力を、人が手を添えて作物に提供する。
そこでは土中の微生物やミミズから雑草までも、ひとつの自然環境を作っている。

だから農薬も肥料も無くして作物がりっぱに育つ。
一番難しいリンゴで成功し、米や野菜でも実証されている。
特別なことはほとんどなく、どこでも誰でも応用できそうだ。

◆感動
苦闘の末に光明を見出したときからの物語は感動的で、つい涙。
年のせいで涙もろくなったことは認めて、それでもまた涙。
木村さんを支えた人たちも暖かく優しく、またまた涙。

◆多くの人にお勧めしたい本
文章は読みやすく、内容は分かりやすく、しかも実例紹介が中心。
木村さんの信条・信念もすごい。
紹介するのもおこがましいので、ぜひご自分で読んでいただきたい。

食の安全、永続性のある農業、環境保全によき道しるべと希望を与えてくれる。
大手出版社の本ではないので、普通では見つからなかったと思う。
日経(2/28夕刊)で木村さんの紹介を見て、ネットで著書を探し紀伊国屋書店で購入。

◆書名など
「自然栽培ひとすじ」 木村秋則著
創森社、2007/1/20発行
1,680円

2008年04月09日

♪童謡・唱歌:『仲よし小道』

 『仲よし小道』 三苫やすし作詞、河村光陽作曲、1933年(昭14)

 ◇ ◇ ◇

仲よし小道は どこのみち
いつも学校へ みよちゃんと
ランドセルしょって 元気よく
おうたをうたって かよう道

仲よし小道は うれしいな
いつもとなりの みよちゃんが
にこにこあそびに かけてくる
なんなん 菜の花 におう道

仲よし小道の 小川には
とんとん いたばし かけてある
なかよくならんで こしかけて
お話しするのよ たのしいな

仲よし小道の ひぐれには
かあさまおうちで およびです
さよならさよなら またあした
おててをふりふり さようなら

2008年04月06日

桜守・佐野さんのお話

◆桜の時間は自然の時間
「今年の桜は早いそうですが」

京都の桜守・佐野さんが応える。
「何に比べて早いんや。
桜は普通で、早くはない。 鳥も虫も自然はみんな普通なんや」

「人間が自分達で作った時間で自然を測っている。
人間が自然から離れてしまったということや。
昔は自然に合わせて農作業をしていた」

NHK Hi TV 「にっぽん桜物語」(4/6)より。

◆世俗の時間と自然の時間
桜守のおっしゃるとおりだ。
世俗の時間にどっぷり浸かっていると、自然の時間がずれているように錯覚する。
自然は自然の時間で動いている。

蜂や蝶は花に合わせないと生きていけないし、花も蜂や蝶が来ないと受粉できない。
暦や時計がなくても、みんな同期して活動する。
自然は自然ということである。

2008年04月03日

♪『叱られて』 (2007/04/24のMIDI差し替え)

 『叱られて』 清水かつら作詞、弘田龍太郎作曲、1920年(大正9)


叱られて 叱られて
あの子は町まで お使いに
この子は坊やを ねんねしな
夕べさみしい 村はずれ
コンと狐が なきゃせぬか

叱られて 叱られて
口には出さねど 目に涙
二人のお里は あの山を
越えてあなたの 花の村
ほんに花見は いつのこと