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2009年07月10日

世相:日本郵政の社長人事

◆郵政民営化
小泉構造改革の柱である郵政民営化は、方向は良かったと思う。
しかし、郵便局という優れた現場の機能を損なう形となった。
加えて、不明朗な資産処分(かんぽの宿など)が指摘されている。

西川社長が、出身の三井住友系のカード会社に有利に計らったともいわれている。
鳩山・元総務相は、西川社長の再任に反対した。
結果、鳩山氏は辞任し、西川氏は再任された。

◆麻生総理のもたつき
またも総理のもたつきが目立ち、内閣支持率は低下した。
もう政治の末期的症状で、総選挙で決着するしかない。
その前哨戦の都議会議員選挙は12日(日)に迫った。

◆小泉改革の破綻
小泉改革は、アメリカの金融資本主義の要求に合わせ、経団連主導で進められた。
自己責任の競争社会を目指した結果、日本の社会は、弱者に犠牲を強いた。
医療も福祉も、中小企業も、非正規労働者も、地方経済も、連鎖で破綻した。

郵政人事の問題は、小泉改革を清算できずに引きずる政治の破綻を象徴する。
鳩山氏が正義とも言い切れないが、国民の素朴な疑問を示したことは確かだ。
西川氏は、どうも日本郵政の経営を任せたい人とは思えない。

◆ここで一首
大相撲の名古屋場所が始まるのにかけて、

 <郵政場所 激しく突っぱる 鳩ノ山 しぶとく打っちゃり 西の川残る

2009年07月06日

カラープリンタの不調と復調

◆プリンタ不調
インクジェットのカラープリンタは、Epson PM-A900。
複合機で、カラースキャンとコピーもできる。
写真印刷もなかなか速く、きれいな優れ物。

5月の田植えの写真を印刷しているときに、異常が発生した。
色調がおかしく、縦に筋が入る。
元の写真ファイルは、街のカメラ屋さんで印刷したら正常であった。

思い当たる節があった。
冬から春まで約4ヶ月、このプリンタを使わなかった。
そのため、インクが詰まってしまったらしい。(反省しきり)

◆対応策
取扱説明書に従って、ノズルチェックとクリーニングを何回かやってみたが、ダメ。
インクカートリッジも交換したが、改善されない。
そこで、西新宿にあるエプソン・スクエア(ショールーム)に助け舟をもとめた。

ダメ写真を見て係りの方「ノズルが詰まっているようです」
「ヘッドクリーニングを何回かやってみて下さい」とおっしゃる。
しかし、どのレベルで正常になったか、自分の判断に自信は持てない。

そこで、サービスセンターに修理を依頼することにして、申込み方法などを教わった。
戻って早速、センターに電話で予約して、プリンタを梱包し、日本郵便で送った。
6月24日(水)19時頃で、送料1400円。(プリンタの箱が残してあった!)

◆エプソンの対応
6月26日(金)午後、エプソンよりFAX。
「ヘッドが目詰まりしていたので清掃し、正常に印刷できることを確認。
他に異常はないので、プリンタを返送します」とのこと。「OK」のFAXを返送。

6月27日(土)朝9時、プリンタ到着。速い!(配達時間も早い)
しかも、費用請求はゼロ。返送料もゼロ。
それに、インクカートリッジは全て新品に交換されていた。

◆エプソンの心意気
『故障ではない。ヘッドを清掃しただけ。修理代金はいただきません』ということか。
心意気というか、意地というか。
企業としての優れたサービス精神を感じる。

 ◇ ◇ ◇

以前、キャノンのレーザープリンタでも同様の経験をした覚えある。
これら二社は、プリンタの業界を二分している。サービスもよい競合をしている。
ユーザーとしてはきわめて安心だ。

一眼レフカメラでも、ペンタックス(当時)の対応に満足した。
それにひきかえ、パソコンの修理ではデル(Dell)は不快であった。
だから、パソコンは以後、他のメーカーの製品を購入した。(3台購入)

◆心おきなく
ともあれ、エプソンに保証してもらえたので、心おきなく写真を印刷できる。
70枚ほどを印刷したが、近々新発田へ届けようと思う。
プリンタは間を置かず使用し、時にヘッドクリーニングをすることにしよう。