« 2014年11月 | メイン | 2015年06月 »

2015年05月05日

食品汚染:既製の食品は危ないぞ!

先日、風邪をひいたため、既製の食品をいくつか買った。
通常は、主に素材的なものを買って自分で調理している。
そして、既製食品の「塩っぱさ」に参った。

◆コロッケサンド(調理パン)が塩っぱい
 チェーンのパン屋さんで、コロッケサンドを買った。
 以前は、お気に入りでよく食べていた。
 ランチの調理の手間を省いて、つい誘われた。

 ひと口食べて、塩っぱい、と実感。
 比較的に軽い塩味であり、かけてあるソースのせいかもしれない。
 それでも、自作のコロッケより、やはり塩っぱい。

◆サンマの蒲焼の缶詰が塩っ辛い
 夕食の手抜きをして、サンマの蒲焼の缶詰で間に合わせた。
 タレは塩っぱいので捨てて、身の部分をレンジでチン。
 手軽に準備ができた。

 そしてひと口食べて、塩っ辛い、と実感。
 もとからこんなに塩っ辛かったかなあ?
 これはもう買わない、食べないと決めた。

◆冷凍エビの添加物のこと
 ふだんは、魚屋「魚庄」でむきエビ(少々大きめ)を買う。
 なのだが、スーパーで久しぶりに冷凍の小エビを一袋買った。
 ただ、袋に「生食用」と書いてあるのが気になっていた。

 焼きそばの具に入れるため、袋を開けてから、ふと、原材料名を確認して驚いた。
 この商品は、エビの冷凍ではなく、「エビ+各種添加物」を冷凍した加工食品なのだ。
 つまり、「生食用」としてエビを事前調理してあるのだ。


   ◇ ◇ ◇

 「生食用冷凍エビ」の原材料名:
   ・エビ
   ・食塩
   ・ph調整剤
   ・ソルビドール
   ・調味料(有機酸等)

 「ph調整剤」は、phを調整するより、保水剤などの他の目的に使われている。
 添加物表記の盲点をついて、消費者の眼をごまかす隠れ蓑になっている。
 発がん性が疑われるリン酸塩等をph調整剤に混ぜて使えば、リン酸塩は非表記でよい。

 ph調整剤の化学成分は表記されないので、企業秘密の壁の向こうだ。
 ph調整剤は、エビなどのプリプリ感を保持し、炒めてもプリプリで柔らかい。
 増量効果があり、痩せたエビを太らせるため、20%も注入されることもあるようだ。
 
 消費者は、リン酸塩等の表記がないから安心してその食品を選ぶ。
 ph調整剤には、全く無防備だ。
 最近、コンビニの食品でph調整剤の使用量が増えているようなので、危うし、危うし。 
  → こちらを参照

 「ソルビドール」は甘味成分で、リンゴの蜜部分に含まれているものを合成したもの。

 「調味料(有機酸)」は、有機酸とよばれる物質のこと。
 クエン酸Ca、クエン酸三Na、貝類の旨味成分のコハク酸Naなどがある。
 いいわば、外から見せかけの旨味を付けるための添加物だ。


   ◇ ◇ ◇

 サッと解凍して、そのままサラダなどにトッピングできる。
 プリプリとして、エビの旨味が食感が、現代の消費者ニーズに応えている。
 その手軽さと旨さの代償は、添加物を体に取り入れることだ。
 

◆塩っぱくて、添加物まみれの既製食品
 風邪をひいたお陰で、また、食品の闇の世界を見てしまった。
 塩っぱさは、慣れれば(慣らされれば)、気にならなくなる。
 添加物も気にしなければ、手軽に旨味をもたらす魔法の薬だ。

 そんな食生活は間違っている。
 スーパーやコンビニや食品メーカーの狡猾さと無責任な経営は許しがたい。
 所管省庁もマスメディアも同罪だ。
 
 「生食用冷凍エビ」は、捨てるか、ボチボチと消費するかは、まだ決めてない。