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2008年07月22日

紅茶:水出しのアイスティ

◆「G clef」のダージリン
2ヶ月ぶりに、吉祥寺の「G clef」で紅茶リーフを買う。。
ダージリン2ndフラッシュ・サングマ農園を50g×2。
ダージリン2ndフラッシュ・リシーハット農園を50g×2。

◆水出しのアイスティ
そのとき、水出しのアイスティを試飲。
サッパリしていておいしい。
簡単に作れるレシピをいただいた

◆早速作る
レシピによれば、沸騰したお湯を使う代わりに、水を使うだけ。
計量スプーンで軽く2杯分のリーフをいつものティーポットに入れ、水を注ぐ。
そのまま3時間置いておく。(ここで冷蔵庫に入れると一晩でOKとなる)

できたら、ポットからグラスに注いで、冷蔵庫に入れて冷す。
リーフはマスカテル系が適しているとのこと。
最初はサングマで、2回目はリシーハットで作ってみた。

◆味わい
サングマはいい味になってくれた。
香りも甘味も出ていて、合格だ。
リシーハットは今一だった。

2008年07月17日

「明治のおいしい牛乳」に思う

◆暑くなると牛乳
関東地方はまだ梅雨が明けない。
しかし、暑さはかなりのものである。
ノドが乾くので牛乳を飲む量が増える。

◆おいしい牛乳
愛飲ブランドは、「明治のおいしい牛乳」。
駅にあるスーパーで買う。
ところが先日、売切れ!

他の牛乳は十分にある。
でも、このブランドのスペースは空っぽ。
もう何回目かで、最後の1本というときもあった。

◆本物志向
「明治のおいしい牛乳」の通常価格は、1000mlで230円。
普通の牛乳より約50円高い。
それでも売切れる。(需要が供給を上回る)

理由はおいしいことと、牛乳そのままという信頼感があるからだ。
当り前だけど、牛乳は搾ったままが一番おいしい。
子牛が飲む味だ。

◆「牛乳」は牛乳か?
以前、雪印乳業が、腐敗した原料を使って牛乳を生産した事件があった。
この事件は、いろいろな問題点を浮き彫りにした。
分かったことの一つは、「牛乳を工場で生産」していたことである・

牛乳は産地で工場に集められ、水分を除いて、粉ミルクと油脂(バター)などに分離される。
それら原料は、消費地近辺の工場に送られる。
そして、各地からの原料を水とミックスし、一定の味に調整して「牛乳」として出荷する。

こんな「牛乳」は牛乳か?
「牛乳もどき」あるいは「還元牛乳」だ。
大量生産大量消費、効率優先の象徴であり、日本の「食」をダメにするものだ。

◆「食」の生産・流通の問題
近年、牛乳の消費量が減少しているという。
「おいしくない牛乳」など消費者は買わない。
「おいしい牛乳」は消費者に支持される。

牛乳の生産・流通体系に組込まれた酪農家は、おいしい牛乳を生産しない。
自らの牛乳が消費者に直接届くことはないので、努力の甲斐がない。
規格にあった牛乳をひたすら量産するだけである。

消費者は、標準規格の味の「牛乳もどき」を飲むこととなる。
野菜ジュースを本物らしくて、健康にも良さそうだからと買う。
牛乳より高いミネラルヲーターもある。。

◆「食」の復活へ
生産者が心を込めて作る「食べ物」を、直接、消費者が味わえる流通体系が望ましい。
日本の豊かな「食」は、効率優先の生産・流通体系を破壊することで復活する。
「明治のおいしい牛乳」が大手企業の製品であることには、やや光明を感じるのだが。