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2008年05月27日

新発田:山菜の手料理お膳

◆田植えの季節は山菜が旬
5月初め、新発田へ田植えの撮影に行った。
ちょうどその頃は、周辺の山々で山菜が芽を伸ばしている。
土地の人にとっては、ワクワクの季節。

◆山菜採りの達人
親戚の奥さんは、山菜採りの達人だ。
いろいろな山菜の採れる場所(秘密)を知っている。
5月3日の早朝、出かけて大収穫。

◆手料理お膳
その山菜料理の夕食に招待され(押しかけ)た。
幼なじみのご主人とビールを飲みながら、雑談。
奥さんの朝採り手作りのおもてなし。

まずは、おひたし。
うるい、もみじがさ、こしあぶらの三点盛り。
ほのかな香りと苦味。柔らかい。

こごみのくるみあえ。
定番の山菜料理。
ビールに良く合う。

山あざみの味噌汁。
たけのこご飯。
山菜採りの苦労や自慢話も、楽しい話の種。

ご飯のお代わりをしようとした。
「これはいかがでしょう?」と奥さん。
「初めて作ってみたけど、とてもおいしいと思う」

こしあぶらの混ぜご飯。
軽く味付けしたこしあぶらを、ご飯にのせて箸でかき混ぜる。
これがあっさり味ですごくおいしい。お米もおいしい。和の極みだ。お代わり。

◆料理の達人
この奥さんの料理の腕には定評がある。
そしていつも新しい味に挑戦している。
こしあぶらの混ぜご飯もその成果のひとつ。

◆山菜を楽しむ
残雪の山で芽吹いた山菜は自然そのものの味。
それを言葉で言い尽くすのは難しい。
現地で食べてみるしかない。

山菜の名前だけはようやく覚えた。
料理前の現物もかなり分かってきた。
味や料理法についてはまだまだである。

 ◇ ◇ ◇

開け放った窓からは、涼しい風。
蛙の大合唱。
幼なじみの田舎はいいなぁ。

2008年05月24日

奈良:「キリマンジャロ」珈琲とジャズ

◆奈良の珈琲
5月10日、冷たい雨の中、横丁の喫茶店。
昨日通りがかりにチラッと見て、「良さそう」と感じてた『Rakan』。
11時、ちょうどチャーミングなママさんが開店準備中。

「いいですか?」「どうぞ」
店内はカウンター席が12位、店頭にテーブル席がある。
「キリマンジャロ」を入れてもらう。

◆キリマンジャロ
酸味の珈琲である。
このお店で一番酸味が強いとのこと。
一口飲む、コクも香りもいい。

昔、ストレートで初めて飲んだのが「キリマンジャロ」だった。
ヘミングウェイの「武器よさらば」を読んでいた頃である。
「キリマンジャロの雪」は読まなかったけど、タイトルには惹かれていた。

◆ジャズが流れる
軽いピアノのジャズが心地良い。
「これ有線?」(失礼なことを聞いてしまった)。
「知合いのマスターから貸してもらいました」

◆おしゃべり
「奈良には『大仏商売』という言い方があるんですよ」とママさん。
大仏様がおられるからお客には困らない、という商売。
「フジの花は地面に着く位長くて、『砂ずり』と言われていました」などなど。

◆極楽浄土
雨の朝、ジャズを聴きながら、おしゃべりと珈琲。
これはもう極楽浄土。
奈良の喫茶店『Rakan(羅漢)』のひととき。

 ◇ ◇ ◇

「うちはもともと豆屋なんです」
一杯280円!
帰りに「キリマンジャロ」を挽いてもらった。

今、ペーパードリップで入れて楽しんでいる。
凄ご味で、粉の量を控え目にしているが、もうクセになっている。
また奈良まで買いにいかなくては。

2008年05月19日

わっぱ飯 ~ 賞味編

◆わっぱ飯を炊く
これまでに2回炊いた。
1回目は、「ホタテ・エビわっぱ」と「サケわっぱ」で、ともにイクラ添え。
2回目は、「ホタテ・エビわっぱ」と「ササミわっぱ」で、ともにイクラ添え。

◆賞味、ウマウマ
(1回目)初めての自家製わっぱ飯。
ボリュームたっぷりの二段重ね。
酒の香りがプ~ンと漂う。

まず、ホタテ・エビからとりかかる。
サケの方は蓋をして置いておくく。
大さじですくって、パクパクの口に運ぶ。

アツアツ、ホクホク、アマアマ、ウマウマ。
ホタテがうまい、エビが甘い、イクラが冷たくトロリ。
いっきに一段目賞味完了!

ひと呼吸おいて、つぎはサケわっぱ。
蓋をとると湯気が、もぅ~っ。
冷めないのだ。わっぱの不思議。

サケってこんなにサッパリしてたっけ、うまい。
皮も脂が抜けて柔らかく、歯にあたりもしない。
イクラとの親子わっぱは格別の味わい。

二段(二合分)をあっという間にたいらけた。
大満足の大満腹。
これよこれ、これですよ。

 ◇ ◇ ◇

(2回目)夢よもう一度。
カシワは鳥肉専門店の上州赤鶏のササミ。
わっぱにすると、ホクホクで、うま味は全部ご飯に差し上げましたという感じ。

これがまた、イクラと相性がいい。
大さじの往復運動。
ホタテ・エビもまたまた、ひたすらうまかった。ごっちそうさま。

2回目は一合半分にしたが、やはりかなりのボリューム。
再び大満足の大満腹。
こんなわっぱ飯が食べられるまで生きててよかった。

◆つぎの具材は
一段めは、ホタテ・エビの定番で決まり。
二段目は、季節だからタケノコとゼンマイとアサリにしようか。
う~ん、早く作りたい、食べたい。

(続く?)■

2008年05月14日

鯛めし2 ~ 法善寺横丁・銀家

◆ふたたびの銀家
法善寺横丁の『鯛めしの銀家』を訪れた(5/9)。

ここに寄るのが大阪での楽しみ。
2回目であるが、すっかりなじみの気分でカウンターへ。

◆何はともあれ
暑い1日を歩き回ったので、まずは生ビール。
もちろんお目当ての鯛めしも。(注文は二人前から)
お造りはお任せ。

◆飲んで食べて
生ビールが旨い。
突き出しのヤリイカを炭火コンロで焼く。
香ばしくて柔らかくて旨い。

お造りが来る。ウニが殻に入っている。
太刀魚、トロ、赤身、鯛などが一切れずつ。富山湾の甘エビの小鉢。
トロが分厚いのはマスターの心づくしだ。感謝。

◆二品
マスターとダベリながらお造りを楽しんで、生ビールをおかわり。
「ぬた」を注文する。
九条ネギにホタテの貝柱、辛し味の酢味噌あえ。

久しぶりのぬたは、また旨い。
腹の下ごしらえができたところで、鯛めしが炊き上がった。
備えて、冷たい「トマト」を注文。

◆鯛めし
椀に盛った鯛めしの酒と鯛の香りがいい。
うす味のホカホカの「めし」が旨い。
おかわり、またおかわり。

「いけますか?」とマスター。「いけるさ」
「余ればおにぎりにしてお持ち帰りできます」「心配ご無用」
そして最後のおかわりを出す。

「まだいけますか? 二合分ですよ」、「大丈夫」
旨いうちはノドを通る。
ついに平らげた。

◆さすがにいっぱい
さすがにお腹はいっぱいのぱい。
帰り際、マスターに「興福寺五重塔の夜景」写真などをカメラのモニタで見てもらった。
「ごちそうさま。また来ます」